公営団地ってなに?団地に住める条件とは?
ウチコミ!タイムズ編集部
2019/10/23
こんにちは。ながれだあかねです。実家の近くに団地があり、団地の隣には緑豊かな公園がありました。小さい頃は「隣が公園でいいな〜」と羨ましかったのですが、大人になってからホラー映画をみて「団地って古くて怖いイメージ」と刷り込まれてしまいました。しかし、最近ではリノベーションして内装がとても綺麗な団地も多いんですって!今回はそんな団地についてご紹介します。
公営団地とは?
都道府県や市町村など地方自治体が運営しているのが団地。家賃は一般の住宅よりも安く、収入に連動して設定される。礼金、仲介手数料、更新料などもかからない。
公営団地の歴史
昭和20年代初頭、日本国内の住宅が不足したことで、複数の住棟が立ち並ぶ団地が形成されていく。ダイニングキッチンと寝室が分かれている間取りは、当時はとても新しく近代的な生活スタイルとして団地は、憧れの的だった。昭和30年代〜40年代、高度経済成長と合わせて建設が進んだ。数多くの子育て世代が団地生活を送ったが、団地の老朽化が目立つようになり、現代のマンションに建て替えられたり、間取りも2LDKや3LDKなど幅が広がった。昭和50年以降は出生数減少に伴い高齢化率の高い団地も多くなり、ゴーストタウン化する団地などもでてきた。現在は、見た目は昔ながらの団地でも住戸内の設備機器を新しくして、間取りをおしゃれにしたリノベーション住戸などもできている。大学生から社会人、新婚夫婦などの若者でも安く借りられる物件も多くある。
たとえば、東京の「都営住宅」の申し込み資格は・・・
<家族の場合>
東京都内に居住していること
同居親族がいること
所得が定められた基準内であること
住居に困っていること
暴力団員でないこと
<単身者の場合>
東京都内に引き続き3年以上居住していること
配偶者がいないこと、かつ、単身で居住していること
60歳以上などの要件にあてはまること
所得が定められた基準内であること
住居に困っていること
暴力団員でないこと
(都営住宅募集センター 公式HPより抜粋)詳しくはコチラ
公営団地は入居申し込みの日程(募集)が決まっていることが多い。申込者が多い場合は抽選で入居が決まるため、希望のタイミングで団地に入居できるとは限らない。入居までに時間がかかる場合もあるそうだ。
公営団地に住むメリット
・家賃が安い
・長年住んでいる人もいて、顔見知りが多い。人の目があるため子育てが安心
・近くに学校や病院、商店街などがあり、利便性が高い
・リノベーションされた団地の場合、中がとても綺麗で若い世代にもなじみやすい。
・団地は広い敷地に建っていることも多く、自然を多く取り入れているところも多い。団地に付随した公園や共有スペースがあるところも。
公営団地に住むデメリット
・築年数が経過した団地の場合、エレベーターがないところがある。
・長く住む人も多い団地では、自治会活動やご近所づきあいなど、地域のつながりが濃いことが多い。
・宅配ボックスなどの便利な設備がないことも。
・古くからある団地は、旧耐震基準で建てられている可能性もある。耐震補強工事をしている物件かどうかなど、事前に耐震性を確認しておくと安心だ。
・公営住宅の場合収入条件がある。昇進や転職などで収入が上がった場合、団地の家賃が上がったり、退去しなくてはいけなくなる場合がある。
家賃の節約ができる公営団地!ただ、人気も高いのでなかなか抽選が当たらないのが現実。もし抽選が外れてしまったら、代わりにお部屋を見つけなければいけませんよね。そんなときは少しでも安く上手にお部屋探しをしましょう!
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(絵・文/ながれだあかね)
この記事を書いた人
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